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ハーブの部屋

有毒ハーブ

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毒のある植物たちは,人をひきつけ魅了する。 本当に命にかかわるほど危ないのもあるので注意。 いくつかの種類はホメオパシー(同種療法)で使用される。 うすくうすくうすーーーくして乳糖で極度にうすめて飲用。 抽出された薬効成分は(モルヒネやコカインなど)正統的な医療で大切な役割を果たしている。

ここには,有毒ハーブを紹介

Aconitum napellus 

英名aconite日本語名ヨウシュトリカブト科キンポウゲ科特徴すべての部分が毒。とくに根が猛毒。

Arnica montana 

英名arnica日本語名アルニカ科キク科特徴多年生植物。薄いチンキにして捻挫や打撲の塗り薬として用いる。 猛毒。

Atropa bella-dinna 

英名deadly nightshade日本語名ベラドンナ科ナス科特徴色のこい多年生草本。有毒の液果は甘く人を誘惑するので子供の遊ぶ庭で作るのはよくない。 瞳孔を開くので,眼の手術のとき使用する。有毒アルカロイドが抽出され,鎮静剤,弛緩剤として内用的に処方。 すべての部分が有毒。

Bryonia diaica 

英名white bryony日本語名ブリオニア科ウリ科特徴すべての部分が有毒。きわめて危険。

Colchicum autumnale 

英名meadow saffron日本語名イヌサフラン科ユリ科特徴連交性の有毒成分のうちではコルヒチンが最も重要で これは球茎と根に含まれる。 使用するときはかならず薬剤師に調合してもらう。 大量に飲むと死ぬ。

Conium maculatum 

英名hemlock日本語名ドクニンジン科セリ科特徴二年生植物。すべての部分が有毒。昔は死刑囚に致死量を与えられ,ソクラテスも死刑宣告をうけたとき,自らこれをあおり死んだとされている。抽出された薬効成分コニウムは鎮静剤,痙攣止めとして用い,外用的には炎症を減じるのに用いる。

Convallaria majalis 

英名lily-of-the-valley日本語名ドイツスズラン科ユリ科特徴すべての部分が毒。心臓の働きを強化し,正常化するのに用いられる。

Datura stramonium 

英名thornapple日本語名シロバナヨウシュチョウセンアサガオ科ナス科特徴一年生草木。奇妙なトゲトゲの果実に黒い種子がふくまれる。鎮静作用,瞳孔の拡大。 飲みすぎると狂気,死をもたらす。

Digitalis purpurea 

英名foxglove日本語名ジギタリス科ゴマノハグサ科特徴葉から抽出される物質には心臓を刺激する有効成分がいくつか含まれ,今日,心臓の拍動を緩め,強化し,正常化するのに処方される。

Helleborus niger 

英名black hellebore日本語名クリスマスローズ科キンポウゲ科特徴多年生植物。猛烈な効き目の下剤,嘔吐剤。植物全体が毒。とくに根茎は猛毒。

Hyoscyamus niger 

英名hanbane日本語名ヒヨス科ナス科特徴一年生,二年生どちらも作ることができる。歯痛の薬として使われていた。 内服すると非常に危険で,狂気,痙攣を起こす。

Mandragora officinalis 

英名mandrake日本語名マンダラゲ科ナス科特徴あらゆる医療用ハーブのうちもっとも謎と迷信に包まれている。 本草学ではふつうマンダラゲの根は人間の姿として描かれイヌを伴っていることが多い。 リウマチや吐き気の強いときの治療に用いられたが,大量の服用は致命的。

Phytolacca americana 

英名poke root日本語名ヨウシュヤマゴボウ科ヤマゴボウ科特徴生長するとともに全体が毒になる。肉質の太い根は麻酔作用があり,危険であるが下剤として昔から広く用いられている。 炎症,リウマチ,皮膚病に用いられる。